CCAのめざすところ



 現在、発達障害への医学的理解が大幅に進み、発達障害をもつ子どもたちは適切な支援を受けると、社会的な適応力が大幅に改善することが知られるようになりました。私たちは、そのような最新の学問的な成果を踏まえながら、発達に障害をもつ子どもたちの療育を続けてきました。発語の促進、ことばの課題や認知課題の向上、ソーシャル・スキル・トレーニングの領域では、大きな成果を上げてきました。

 私たちがめざすのは、発達に障害のある子どもを強制的に社会に適応させることではなく、子どもたちの内発的な生きる喜びを引き出すことによって可能になる自立であり、社会参加です。

 「子ども学」という学問を提唱されている東京大学名誉教授の小林登先生は、子どもの能力は“生きる喜び一杯”になった時にステップアップするという考え方を示されています。私たちはその考え方に共感し、理論的指導を受けるとともに、療育手法を磨き上げてきました。

 私たちは、音楽や絵などの感性的刺激、ゲームによる遊戯的アプローチ、身体運動などを、子どもたちを快活にするための道具立てとして重視します。とくに、千差万別の障害をもつ子どもたちに適切な刺激を与えていくために、コンピュータメディアをフルに活用し、そのためのアプリケーションの制作も行います。

 また、親子のやり取りが、子どもたちの生きる喜びを引き出す大きな要素の一つであることから、親御さんに向けてのカウンセリングやペアトレーニング、学習講座なども行います。

 障害をどう克服するのかではなく、障害をもつ子どもたちの幸せをどう導き出すのか、そのための新しい療育手法の研究開発および実践活動、そして社会への普及と環境整備。NPO法人チャイルド・ケアリング・アソシエーション(CCA)は、それらの目的を達成することをめざします。


NPO法人 チャイルド・ケアリング・アソシエーション

設立代表者 長田 有子